早いもので4月も後半ですが、新生活には慣れてきたでしょうか。
ようやく昼間は暖かくなってきました。
暖かいのは良いですが、今度は昼間に睡魔が襲ってくることが増えたとうことはありませんか?
この時期、新規プロジェクトについてなど、大事な会議やミーティングが
多いという会社もあると思います。会議中に居眠りをして要点を
聞き逃してしまったら大変です。今回は会議中の眠気対策を考えてみましょう。
昼間の会議中に眠くなってしまう理由の1つは寝不足です。
最近は睡眠時間が6時間未満という人が増えていると言われていますが、
それでは十分に身体が休めていない可能性があります。
大切な会議がある前日は、睡眠時間を心掛けてしっかり眠ると良いですね。
一方で、睡眠時間は取れているはずなのに眠くなるという方。
睡眠時無呼吸症候群など何かの原因で、睡眠の質が落ちているかもしれません。
この場合は、自分の睡眠状況について確認してみる必要があります。
また、ナルコレプシーなどの過眠症もあります。寝不足ではないのに、
自分ではコントロールできないほど急激に眠気に襲われるという状況が続いている方は、
専門家に一度相談してみるのも良いでしょう。
会議直前や会議中に実行できることもあります。
会議室は換気悪く、高気密・高断熱の部屋ではありませんか?
会議では、一つの空間に多くの人が集まり、人間の口から吐き出された
二酸化炭素が部屋に広がります。人は二酸化炭素の濃度が2,500ppmを超えると
集中力の低下がみられるそうです。
ドアや窓が閉まった空間に大人数で長時間いることで、二酸化炭素量が増え、思考力などが
低下したことが眠気に繋がっているかもしれません。
こうなると会議の成果にも悪影響です。可能であれば、窓を開けるなど換気を心掛けましょう。
会議が昼食後の場合は、血糖値の上昇が眠気を引き起こしているかもしれません。
食後は身体の中で糖分が分解され、血液と共に身体中へ糖分が運ばれます。
血液中の糖分量が上昇すると、インスリンが分泌され血液中の糖のバランスを整えようとし、
この過程で眠気が発生します。
会議前のランチは豆腐や玄米など血糖値が上がりにくいとされる食事にしてみるのも一つの方法です。
会議の30-40分前に紅茶やコーヒーなどカフェインが入ったものを飲んでおくことも
眠気を防止します。
さて、会議前にできそうな対策を睡魔の原因とともに紹介しましたが、
実際に会議中に眠くなってしまったらどうしたらよいでしょうか。
まず、鼻から大きく息を吸って深呼吸してみましょう。脳に酸素が行き届き、動きが活性化するため目が覚めるかもしれません。口を開かず鼻だけであれば、目立つ心配もありません。
眠気に利くとされているツボを押してみるのも手です。中衝という、手の中指の
爪が生えている根元の人差し指側生え際2mmくらいにあるツボであれば、
会議中でも目立たずに押すことができます。
手足のグーパー運動も効き目があるようです。
そして、一番良い方法は会議で積極的に発言することです。
話すことで脳が活性化し、眠気も吹き飛びます。
内容によって難しいこともあると思いますが、準備をしっかりして
参加意義のある会議にすることが、一番の眠気対策です。