3月15日は世界睡眠デー(World Sleep Day)です。
世界睡眠学会(The World Sleep Society)が睡眠の重要性や睡眠に対する知識などの
啓蒙を目的として、毎年春分の日の前週の金曜日い制定しました。
また、3月18日は「春の睡眠の日」です。こちらは睡眠健康推進機構が日本睡眠学会と
制定したものです。
先週、今週と様々な企業が睡眠に関する取り組みや新製品の発表を行うなど、
睡眠の重要性を見直すきっかけとなっています。
睡眠負債や睡眠障害など眠りに関する事は、日本だけでなく世界で問題となっています。
世界保健機関(WHO)は昨年、国際疾病分類の第11回改訂版を公表しました。
国際疾病分類とは、疾病、傷害、死因の統計を国際比較する際にWHOが作成している国際基準です。
世界190カ国以上で使用されており、例えば以前にニュースとなったエボラ出血熱のような感染症の動向など、
ある病気の患者数の変化などを調査する際にも基準として利用されます。
昨年は、1990年版依頼約30年ぶりに改訂版が発表されました。
改訂版では、「睡眠・覚醒障害」が新たに独立した章として追加されました。
睡眠障害には、睡眠時無呼吸症候群、レム睡眠行動障害、睡眠関連食行動障害など様々種類があり、
医学研究も進んでいます。治療を要する不眠症は人口の約5-8%いるなど割合も高く、
薬などを使用した治療も行われています。
WHOのワーキンググループでは、睡眠関連の内容の充実が叫ばれ、最新の改訂版で正式に
大分類として認められました。
一般の方で、この分類表を見る方はあまりいないので日常には関係ないように感じますが、
国際的に疾患の1つと認知されることで、医療現場での睡眠・覚醒障害への注目度が上がり、
これまで以上に睡眠に悩む人たちへのサービスを発展させる医療機関も現れるかもしれません。
また、診断基準が明確になれば、医学教育も充実し専門知識をもった医師も増えます。
様々な場で認知されることで、実際に悩んでいる方々への利益も大きくなります。
睡眠時間の充実は、生活の約3分の1の充実です。この3分の1の時間の質により、
残りの活動時間の質も大きく左右されます。
睡眠デーの活動なども手伝い、一般の方々の間でも睡眠の重要性への理解は深まっていると思います。
日本では、春のこの時期は新生活への切り替えの時期でもあり、
生活習慣の見直しがしやすい時期でもあります。
新しい生活に向けて、睡眠習慣を見直してみるのはいかがでしょうか。
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