人間に必要な睡眠時間は一般的に8時間ほどと言われています。
実際には、あまり寝なくて良い体質の人やもっと寝たいという人などそれぞれです。
また、電車などでの移動中や騒音の中などどこでも、どんな体制でも眠れる
という人と、慣れた寝具で静かな場所でないと眠れないという人など、
寝る体制もそれぞれです。
では、他の動物たちの睡眠事情はどうでしょうか?
米ワシントン大学のウェブサイトからランダムに抜粋しました。
(カッコ内は1日24時間に対する睡眠時間の割合)
・トラ:15.8時間 (65.8%)
・リス:14.9時間 (62%)
・西洋ヒキガエル:14.6時間 (60.8%)
・ライオン:13.5時間 (56.3%)
・ネズミ:12.1時間 (50.3%)
・ウサギ:11.4時間 (47.5%)
・ハンドウイルカ:10.4時間 (43.3%)
・チンパンジー:9.7時下 (40.4%)
・グッピー(魚):7時間 (29.1%)
・ヒツジ:3.8時間 (16%)
・アフリカゾウ:2.0時間 (8.3%)
・ウマ:2.9時間 (12.0%)
・キリン:1.9時間 (7.9%)
トラやライオンなど強そうな動物の睡眠時間は長く、
ウマやキリンなどおとなしそうな動物は短いです。
キリンくらい睡眠時間が短くて済めば、1日がもっと有効活用できそうなのに・・・
と思ってしまいますが、実はこの睡眠時間はそれぞれの食に深くかかわっているそうです。
肉食動物はカロリーの高いたんぱく質を食べているうえ、
他の動物から襲われる危険が少ないため、睡眠時間を長く取ることができます。
一方で、草食動物は肉に比べ栄養価の低い草を大量に食べるため、
睡眠時間が長く、食事に多くを費やします。また、他の動物から襲われる危険性もあるため、
そんなにゆっくりと寝ている場合ではありません。
同じ動物でも、例えば動物園のような安全で餌が十分にもらえる場所に
長くいると、睡眠時間は長くなると言われています。
寝る姿勢も動物によりユニークです。
ウマやゾウのように開けた平地に住んでいる大型の動物は、
他の動物の目につきやすく狙われやすいため、長時間横になって眠るわけにはいきません。
何かあれば素早く逃げ出せるように、装飾の大型動物は立ったまま居眠りできる機能をもっています。
ウマは深い眠りのレム睡眠のときは横になります。
このため、群れを成して生活し、数頭が横になっている間、他の数頭は立ったまま眠るというように、眠りを交代し合っているそうです。
海の生物では、バンドウイルカは脳を半分ずつ眠らせる半球睡眠という方法をとります。
起きている方の脳で危険に備え、数分ごとに水上へ呼吸をしに行きます。
数時間後にはもう片方の脳が起き、これまで起きていた方が眠るので、最終的には
脳全体を休ませることができます。
グンカンドリという鳥は1週間のあいだ休まずに飛び続けることができるそうです。
更に、脳波を調査した結果、この鳥は飛行しながら軽く眠っていることも分かったとのことです。
各動物とも、それぞれの生活スタイルに合わせて睡眠を取れるように
進化しているんですね。
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