身体にあった寝具を選ぶ重要性

  • 2019-02-11
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朝起きた時に疲れている、

背中や腰が痛い、など

睡眠時におこるこれらの問題への改善方法にはなにがあるのでしょうか。

 

就寝前の過度な飲酒や寝違えなどのライフスタイルでの改善方法か、

自分の体にあったベッドやマットレス、枕などの寝具を変えるやり方の2通りが考えやすいところだと思いますが、

今回は寝具選びの観点から改善方法を紹介していきます。

ただし、寝具選びといっても単純に体にあったベッド、マットレス、枕を選びましょう、

という観点ではなく、いかに寝返りを打ちやすいか。この点での寝具選びをお話します。

 

「寝返り」が多い人は寝相が悪いということで単純にマイナスなイメージになる人も多いかと思いますが、

実は寝返りが多いことはいいことなのです。

普通の人であれば一晩で20~30回ほど寝返りをすると言われており、

安眠できていないから寝返りを打っているのではなく、

快適な睡眠に必要なことであるために寝返りを行っているのです。

寝返りをすると、体の下側に滞った血液やリンパ液が循環しはじめ、

また寝返りは90分間周期で訪れる浅い眠り(レム睡眠)と、

深い眠り(ノンレム睡眠)との睡眠の深さを変えるスイッチにもなっていて、

自由に寝返りできることは快眠につながります。

血液、リンパ液が適切に循環することで老廃物を回収し、

身体の回復に重要な役割を果たします。

また、寝返りには睡眠中の体温調整をするという役割があります。

睡眠中はからだが布団と密着して圧迫されるためその部分の発汗が抑えられ、

布団と密着していない部分が発汗します。

寝返りを打つことによって寝床内の気が動くため、

自然に温度や湿度が調整されるのです。

 

これらのことからも寝返りが快適な睡眠を得るためにもとても需要なことであることが分かります。

つまり寝具を選ぶときには寝心地の良さもさることながら寝心地の良さも考えて選ぶことが重要です、

それでは寝返りしやすいベッドやマットレス、枕とは何でしょうか?

まずマットレスに関していえば柔らかすぎるものは寝返りをうつのに通常よりも、

20%も多くのエネルギーを使ってしまうという研究もあります。

どんなに寝返りしづらい環境でも人は寝返りを打つので、

これが原因で寝起き時の疲労が引き起っている可能性もあります。

 

ベッドに関していえばストレスなく寝返りを打つために十分な大きさのベッドを購入するのが大事でしょう、

ベッドには「シングル」「セミダブル」「ダブル」「クイーン」「キング」といったサイズがありますが、

ベッドを設置する寝室にはベッド以外の余計なものはなるべく設置せず、

寝室のサイズや動線などを考慮して最大限大きいものを購入することをお勧めします。

また豆知識として、例えばクイーンサイズのベッドを1つ買うよりも、

セミダブルのベッドと、シングルのベッドを1つづつなどと分けておくのも便利です、

夫婦間それぞれで合った寝具も正確環境も違うわけですから、

セパレートして考えることができる余地も残しておくことも大事です。

問題なければ2つのベッドをつなげて使うことも可能なので。

 

枕選びも当然重要な要素となります、

高さ、硬さ、長さなど自分に合った枕を選ぶことで見違えるほどノンストレスな睡眠を得ることが出来ます。

あなたに合ったオーダーメイド枕の作成を気軽に行ってくれる店舗も最近は増えてきているので、

ご興味のある方はまずご相談に行ってみるといいかもしれません。

 

人生の大部分を占め、日常の生活の充実にもっとも影響を与える睡眠時間だからこそ、

妥協せずに自分に合った睡眠環境を作り上げてください。