昼間に急に眠くなってしまう病気にはナルコレプシーや仮眠症などの症例があります、
特にナルコレプシーは、耐えられない強い眠気がおこって、突然に眠りこんでしまう
「睡眠発作」をともなうこともありますが、多くの場合、緊張が強ければ何とか耐えられるくらいの眠さです。
「昼間に眠ってしまうことは、電車で座っているとき、退屈な授業や、発言の機会のない会議中など、
健康な人でも眠くなる状況ではいっそうおこりやすいので、
周囲の人から『たるんでいる』などと誤解されがちです。
しかし、ナルコレプシーの場合、試験中や重要な商談中、自動車の運転中などにもおこり、
これが職業上の失敗、学業成績の不振、事故などさまざまな不利益の原因にもなったり、
社会的不適応をまねいたりします」
病気の自覚がないためとても怖い病気ですが、
今回はこの病気の症例ではなく、眠くなった時の対処方をご紹介していきます。
眠気に関するアンケートを社会人に取ったところ、
仕事中に眠気に襲われたことがあると答えた人は全体の7割、
一日の睡眠時間が5~7時間という人が全体の8割りにも上りました。
眠くなる時間は昼食後の時間がやはり一番多いようですが、
これは食後に身体をリラックスさせる副交感神経が優位に働いてしまうためなので、
昼食後に眠くなりやすいのは身体の構造上仕方のないことです。
それではこのような眠きに襲われた時にはどうすればいいのでしょうか、
いくつか紹介していきましょう。
▼眠気覚ましのツボを押す
即効性のある眠気覚ましには、脳への直接的な刺激となるツボ押しが効果的です。眠気を感じたら、痛気持ちいいくらいの強さで数秒間押しましょう。
【ツボの位置】
・中衝(ちゅうしょう)
中指の爪の根元で、真ん中より少し人差し指側にあります。
・合谷(ごうこく)
親指と人差し指で「く」の字を作ったとき(右手なら逆の「く」の字)、親指と人差し指の付け根が交差する、骨のくぼみの部分にあります。
・労宮(ろうきゅう)
手のひらのちょうど真ん中、手をグーのかたちにしたときに中指と薬指の先が当たる部分にあります。
▼カフェインを摂取する
とりすぎは体に悪いので量には注意しましょう。
▼ガムやチョコレートを食べる
「噛む」という行為が脳を刺激します、カフェインを含むミント系のガムなどがおすすめです。
▼眠気対策グッズを活用する
例えば冷却シート、クール系の目薬、アロマオイル等が効果的です。
▼環境を変えてみる
仕事中であれば椅子の高さを変えてみるたり、普段であれば少し外を歩いてみるなど、
身体を動かす前提で環境を変えてみるのが効果的です。
▼呼吸を止める
眠気は脳内の酸素が減ることで起こると言われています、
息を止めると脳が酸素を欲するため眠気を覚ます効果が期待できます。
▼耳を強く引っ張る
耳は多くのツボが集中している部位であり、頭に近い場所にあることからも、脳を刺激したり頭や首周辺の疲れをとったりする効果が期待できます。少し強めの力で、上下左右さまざまな方向に耳を引っ張ってみましょう。
眠気を覚ます方法を簡単にご紹介させていただきました、
是非次眠気に襲われた時に試してみてください。
ただし適切な睡眠時間と自分に合った眠る環境を作り、
根本の改善を行うことが何よりも重要です。
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