今年は気温が低いせいか、桜を長く楽しむことができました。
今週は最高気温が20度を超えるようですが、朝夕はまだまだ冷えることもあります。
冷えた身体を温めるには、お風呂に入ることが有効です。
身体を温めることは、身体を睡眠モードに切り替えるための体温調整にも役立ち、
質の良い睡眠をとることにもつながります。
就寝前にお風呂でのんびりすることで、リラックスできると良いですね。
ところで、疲れたままお風呂に入り、そのままお湯の中で長時間居眠りをしてしまう
という方はありませんか?
布団の中だと寝つきが悪いのに、お風呂の暖かい空気の中では気持ちよく眠れる
という方もいるでしょう。
リラックスできるのであれば良いことのように思えますが、実は入浴中のウトウトは
とても危険だそうです。
特に、ウトウトした後に浴槽から立ち上がり、フラッとした経験がある方。
もしかするとそれは、脳貧血と言われる状態かもしれません。
心臓は身体中に血液を送っています。特に立った状態の際に、脳までしっかりと血液を
届けるには強いポンプの力が必要となります。この力が十分でなく、脳へ届く血液が
不足すると脳貧血になります。
身体が温まった状態のときは、末梢血管が拡張するため身体全体の血液抵抗が落ちてしまいます。
このような場合に急に立ち上がると、健康な人でも血液が足の方に集まってしまい、
脳まで十分に届かなくなる可能性があります。
また、血液が脳に十分に届かないと、脳が酸欠状態になり、脳の神経が動かなくなることから
ウトウトして失神してしまうということもあります。
お風呂で失神してしまうと、そのまま浴槽に沈み溺死ということもあり得るのでとても危険です。
長時間お風呂に浸かると、汗をかき脱水症状を起こすこともあります。血液がドロドロになると、
脳血栓を起こしたり、血流の悪化で心筋梗塞や脳梗塞のリスクも高まります。
こうしたリスクを防ぐには、入浴前にしっかりと水分を取り、長湯をしすぎないということが大切です。
また、お風呂で寝てしまわないように、手足を適度に動かしたりマッサージをしたりすると良いようです。
もし、ぼーっとしたり目の前が真っ暗になるといった症状が出た場合、
その場にしゃがみ落ち着くのを待ちましょう。しゃがむと重力が解消し、脳に行く血液量が増加します。
お風呂で身体を温めるのは良いことですが、やりすぎないように十分に注意しましょう。
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