突然凄く寒くなったり、日向は暖かかったりと相変わらず気温の安定しない日々が続いています。
でも確実に寒い日は増えていると思ったら、もう12月。今年もまもなく終わりです。
さて、12月は何かとお酒を飲んだり、たくさん食べたりする機会が増えると思います。健康管理のために誘われた忘年会を断るわけにもいかず、気付けば毎週、むしろ連日外食の予定が入っているという方も珍しくないのではないでしょうか?しかも、忘年会シリーズの後にはお正月。毎年この時期に太ってしまっているという方は要注意のシーズンです。
こんな時期でも日々、体調管理の根幹である「睡眠」と「食事」を少しずつ意識して、体調を崩さないように乗り切りましょう。
忘年会などイベントでの食事は、脂の多い肉や揚げ物、スイーツなどコレステロールや糖質を多く含んだものが多くなりがちです。イベントの場での食事は自分では選択できる範囲が限られています。このため、特に予定の無い日に食べるものでバランスをコントロールしていきましょう。
忘年会の無い日は、コレステロールや糖質を少なめに接種することを心がけます。例えば、肉であれば鶏肉を選んだり、白米や麺類などの量をいつもより少し減らしてみてください。お菓子はできれば我慢ですが、どうしても食べたくなった場合は、ドライフルーツなどで代替すると良いかもしれません。因みに、アルコールにも糖質は多く含まれていますので、お酒をたくさん飲む方は注意してください。
忘年会の席の場でも食事に気を配れることもあります。飲み会の場によく登場する、枝豆やお豆腐はなどのタンパク質は、アルコールの分解を高める効果があるため、積極的に食べるようにしましょう。
また、お酒を飲む際には水分補給も重要です。アルコールには利尿作用や発汗作用があります。このため、アルコールを摂取すると水分が体の外へ排出されやすくなります。お酒を飲むと喉が渇いたり、トイレに頻繁に行くようになるのはこのためです。更に、アルコールを分解する際に体内ではアセトアルデヒドが発生します。これが分解されずに血液中に残ったままだと翌日に二日酔いと呼ばれる症状になってしまいます。お酒を飲んだ際に水分も接種しておくと、血液中の水分が増え、アセトアルデヒドの濃度も薄めることができます。
お酒を飲む前や飲んでいる間は意識してお水を飲むようにしましょう。また、お酒を飲んだ日は寝る前にもお水を1杯飲んでおくと良いかもしれません。
食事のほかに気を付けたいのが「睡眠」です。
実は、お酒を飲むと良く眠れるというのは誤解だそうです。アルコールは、脳の中枢神経の活動を抑制するため、一時的には入眠効果もあるのですが、長期的にみると眠りの妨げとなってしまいます。
眠りはノンレム睡眠とレム睡眠を交互に繰り返すことで成り立ちます。アルコールは、浅い眠りの時間であるレム睡眠を減少させます。一週間ほど飲酒が続くと、次は深い眠りであるノンレム睡眠が減り、浅い眠りしかとれなくなります。バランスが崩れるために質の悪い眠りとなってしまうのです。できるだけアルコールが眠りに影響しないようにするには、飲酒は就寝の2-3時間前までに終わらせることが理想です。夜遅くまで続く飲み会の中では難しいかもしれませんが、後半は可能な限り飲酒のペースを抑えて量を控えるなどの工夫が必要です。