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リカバリー

  • 2020-03-17

ストレスをためやすい人、貯めにくい人

私は、楽観的な性格とよく言われます。楽観家だから「あなたはストレスがなさそうね」と言われると、「楽天家であるように心がけています」とお応えします。 ストレスは誰にでも存在します。ストレスに対しては、それに耐える力、所謂「ストレス耐性」がとても重要になります。どのくらいのストレス量に耐えることができるかは、その人の性格や体質・考え方・体調などによって異なります。例えば、膨らんだゴム風船を指で押します […]

  • 2020-02-26

ウイルス感染で、発症する人しない人

スイス・ドイツでの仕事から週末帰国しました。この季節のヨーロッパでは、春に向かって日々、陽が長くなることを実感できます。長い冬から解放されることを待ち望んでいた人々の顔も徐々に明るくなっていきます。欧州北部、特に北欧の冬は暗くて長い薄暗い世界という感じです。冬の日照時間は、5,6時間になってしまい明暗サイクルが極端に変化します。このため紫外線(日光)不足となり「太陽のビタミン」と呼ばれているビタミ […]

  • 2020-02-12

十分な栄養摂取は、不眠対策になる?

ヒトは食事をしてエネルギーを摂取し、このエネルギーで体を動かしています。このことをよく分かっていても、深く意識している人は少ないかもしれません。 ヒトが身体を動かすということは、筋肉の収縮が必要になります。そして、この収縮には、エネルギーが必要になります。筋肉の収縮に使用されるエネルギーは、ATP(アデノシン三リン酸)の分解によって得られています。車は、電気やガソリンをエネルギー源にしてモーターや […]

  • 2020-01-28

休養ってなんだろう

前回、疲労を二つに分けて説明しました。一つは、「質的・量的な精神・身体の能力低下状態」、そしてもう一つは、「心理的な疲労感」。やりがいや達成感などの心理的影響が本来の疲労している感覚をマスキングしてしまうことをご説明しました。身体の限界まで活動し、時には過労死のような悲劇的なケースは、疲労感をマスキングされた状態と、身体・精神的能力の低下状態との乖離によるものであることもご説明しました。また、この […]

  • 2020-01-14

自分の疲労の度合いを知る

「疲労」は身体が発しているSOS信号、そして「疲労」は身体的・精神的な質的・量的能力の低下状態でリカバリーの必要性が年々高まっていることを前回書きました。 疲労に対して科学的な研究の歴史を振り返ると、始まりは19世紀末イタリアの生理学者モッソという人物までさかのぼります。モッソが自身の研究を基に「疲労」というタイトルの本を出版したのは、いまから約130年前です。疲労の研究は、1世紀ほどの浅い歴史な […]

  • 2019-12-25

現代人と疲労―なぜリカバリーが必要か―

疲れている人が年々増加していることを感じ、この社会では回復が追い付かくなっていると人々は気付き始めた。だからいまリカバリーを考えることが必要です。 人類は、長い進化の過程で夜は休み、昼は起きて活動するという昼行性の生活スタイルを身につけてきました。ところが現代社会では夜の間もライフラインを確保するために多くの人々が働いています。 グローバリゼーションの流れは地球規模の情報ネットワークを築き上げ、デ […]