風邪対策のためにも睡眠

  • 2019-02-27
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この時期はよく三寒四温という言葉を耳にします。
季節の変わり目は気温の変化が激しく、体調を崩してしまう人が増えると思います。
が・・・もしかすると風邪の要因は季節のせいだけではないかもしれません。
最近少し寝不足が続いているという方は要注意です。

数年前、米カリフォルニア大学のチームは、睡眠と風邪の関連を調べるため
ボランティア164人の協力を経て実験を行いました。
まず被験者は2カ月にわたり、睡眠パターンや飲酒、タバコ、ストレスレベルなどの
生活習慣把握のための健康診断を受けます。
次に参加者は指定されたホテルへ滞在し、風邪ウイルスを点鼻剤で投与。
ウイルスが定着したかどうかを確認するため、粘液のサンプルを採取しながら
1週間モニタリングされました。

すると、ウイルス摂取の1週間前の睡眠時間が1晩平均6時間未満だった人たちは、
7時間以上だった人たちに比べ4.2倍風邪をひきやすく、
5時間未満だった人たちは4.5倍風邪にかかりやすいという結果が出ました。
このことから研究チームは、睡眠不足はストレスや喫煙などよりも、
風邪をひく要因として大きな要素をしめていると結論づけています。

体調を崩す際に影響するのが免疫機能です。
免疫機能には大きく分けて細胞性免疫と液性免疫があります。
体内に侵入した細菌を攻撃するなどの機能をもつのが細胞性免疫、
抗体などで体を防御するのが液性免疫機能です。
1-2日の短期的な睡眠不足の際は、むしろ免疫力は上がるとの報告もありますが、
慢性的な睡眠不足や不眠症だと、この両方の免疫力とも低下することが分かっています。

風邪を引いて眠くなったことのある方はいませんか。
その眠気は、サイトカインという免疫細胞が発するホルモンの一種が一因です。
睡眠を取ることで、免疫細胞としての機能を最大限に引き出そうと合図しているのです。

免疫力の上昇には体温を上げることも大切です。
風邪を引いてしまったら暖かくして、身体の指令に従い眠ることが重要です。

冒頭のチームの別の研究では、睡眠不足が短い場合、予防接種の効果が弱まることなども
分かっているそうです。

睡眠時間が短い傾向にある方は、生活習慣を少し見直し、
睡眠時間を確保するだけで、より健康的な生活ができるかもしれません。

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